2022年 07月 23日
『inside the body』
柔らかく
瑞々しく
純粋で
複雑な
臓器たち
見ることも触れることもできない
遠い所
『inside the body』
2022年6〜7月制作
棒針編み
日本の古い麻科の糸
植物染め(赤系ー花びら、水色ー藍の生葉)
ー制作記録ー
(緩んで解けてくるので、糸を束ねてクリップで止めながら)
次に、
水色の糸を繋げては、それぞれをまた編み進める。
今度は集約していく。
全体的に水色を長めにして、
編み上がってから、
赤の花びらを絞った染液に、
赤から浸していって、赤と水色の境目の水色の部分まで浸して染め足す。
水色に赤をプラスすることで、
グラデーションになって色が繋がる。
具象ではなく
飽くまで私のイメージとして、
編み地の感じが、
動脈ー"動"な感じ
静脈ー"静"の感じ
それぞれの世界観と、
それから
働きや状態の複雑性を、
表現したかった。
まだ、一つの試みだけれど。
現在、熊本にて展示中。
光に透けるので、
見え方がまた全然違うと思います。
色の濃淡や、壁に映る陰影、裏からなど(表と裏があります)、多角的に見ていただけます。
最後に、端と端を浸して、更に染めているところ。
少し違った色調にするために。
動きというか、運動の様子を、
形だけでなく、色の変化でも表し出せたらと。
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個展『謐』
7月16日〜31日
vertigo(ヴァーティゴ)
(熊本)
HP
インスタグラム
棒針の手編みで制作した
額、造形物、オブジェ、装身具、セーターなど。
by satori--nu
| 2022-07-23 14:39
| 作品
|
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